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4.道具にこだわるな、着地を見ろ★ ――「ソフトを使うことが仕事ではない」

4.道具にこだわるな、着地を見ろ★ ――「ソフトを使うことが仕事ではない」

仕事を始めるとき、最初に見るべきなのは、

「何のソフトで作るか」ではなく、最終的に何が出来ていれば成功なのか。

今回なら要求は、

内容が正しい。
見た目が美しい。
指定されたPDFとして渡せる。

ここまで。

PDFは多くの場合、制作手段ではなく出口の形式

なら途中は、WordでもExcelでもPowerPointでもIllustratorでも、直接PDFを生成しても構わない。

重要なのは、

どのルートなら、要求された着地点へ最も安定して到達できるか。


道具を選ぶときは、ファイルの名前ではなく仕事の性質を見る。

文章が長く、文章量の増減に合わせてページが自然に流れてほしい。
→ 文書作成系が得意。

大量のデータ、計算、参照、集計が中心。
→ 表計算が得意。

一枚の紙面で、文字・写真・ロゴを数mm単位で自由に配置したい。
→ レイアウト系が得意。

複数人が繰り返し使う定型フォーマット。
→ 高度な専門ソフトより、みんなが扱える道具の方が運用上強い場合がある。

つまり、

「これは文書だからWord」

ではなく、

「この仕事で一番頻繁に操作するものは何?」

で選ぶ。


そして、道具の苦手分野と戦わない。

事務員しゃむの実例なら、

一度きりのお知らせPDF。
配置が中心。
後から共同編集する必要もない。

なら、

「めんどい。Illustratorで作ろう★」

でいい。

逆に何度も使い、しゃむ以外の人も触るなら、Illustratorで完璧なテンプレを作っても、

「しゃむしか使えません★」

では運用として弱い。

そこでExcel。

表計算として使うだけではなく、必要ならテキストボックスを配置して共有可能な簡易レイアウト環境として使う。

つまり、

制作時の最高性能と、運用時の最高性能は違う。


さらに重要なのが、

「指定された道具を使う」と「その道具だけですべて処理する」は別。

Excel指定なのに、ロゴや図を配置すると印刷時にズレる。

なら、

固定部分を別環境できちんと配置
→ A4より一回り小さな紙面としてJPGへ焼く
→ Excelへ一枚の背景として置く
→ 可変部分だけテキストボックスで載せる。

Word指定でも同じ。

背景JPG+テキストボックス★

Wordのレイアウト機能と格闘する必要はない。

要求されたのはWordファイルであって、

「Wordの思想に忠実に生きろ」

ではないwww

だから、道具の苦手な処理は別の道具で済ませて、完成済みの部品に変換してから持ち込むこともできる。


ここから、もう一段抽象化できる。

仕事を、

固定部分可変部分

に分けて考える。

会社ロゴ、罫線、装飾、定位置の情報など、毎回変わらないものは固定。

氏名、日付、本文、宛先など、案件ごとに変わるものは可変。

固定部分は、最も作りやすい方法で一度だけ完成させる。

可変部分だけ、日常的に扱いやすい環境へ残す。

そうすると制作工程そのものが、使用ソフトから独立してくる。

固定部分を作る。
可変部分を流す。
最終成果物を確認する。
指定形式で出す。

WordでもExcelでも、基本思想は同じになる。


そして道具選びには、もう一つ重要な軸がある。

一回物か、反復物か。

一回しか作らないなら、

今、一番早く高品質な完成品へ届く方法

を選べばいい。

だからIllustratorで一発。

でも毎週、毎月、何十回も作るなら、

次回から誰でも、短時間で、同じ品質を再現できる方法

の方が重要になる。

だからExcelテンプレや差し込み印刷になる。

これは、

最適な制作方法と、最適な運用方法は別

ということでもある。


俺が今後、成果物を作るときに持つべき判断はこう。

まず、

「最終的に何が出来ていれば成功?」

を見る。

次に、

「この仕事で一番面倒なのは何?」

を見る。

そして、

「一回物? 反復物?」
「後で編集する?」
「誰が編集する?」
「位置精度が重要?」
「文章の流れが重要?」
「中間ファイルそのものにも要求がある?」

を見て道具を選ぶ。

途中で苦しくなったら、

「俺はいま成果物を作ってる?
それとも選んだソフトに勝とうとしてる?」

と自問する。

後者なら、ルートを変える。


つまり、この科目の核心は、

道具を目的にするな。
成果物を目的にしろ。

さらに言えば、

道具の使い方を仕事に合わせる。
仕事を道具の使い方に合わせない。

Wordは文書作成ソフトだからこう使うべき――ではない。

しゃむ式なら、

Word「私は文書作成ソフトです」
しゃむ「今日は背景JPGの上に文字を置け★」

Excel「私は表計算ソフトです」
しゃむ「今日は紙だ★」

Illustrator「私はデザインソフトです」
しゃむ「お知らせ一枚。5分で頼む★」

全員、成果物のために働けwww

――第4科目。

次は 「5.一度やった仕事を二度やるな★――型・自動化・プリン工場」

ここでExcel数式3時間、ラベル差し込み5分、テンプレ流し込み、**型に入れて冷蔵庫★**まで一本につながるwww

3.前提を切れ★ ――「考える範囲は自分で囲え。ただし、その柵を世界の法則だと思うな」Prev

5.一度やった仕事を二度やるな★ ――「型にして、流して、冷蔵庫へ」Next

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